“男の精力”を保つには、実は「タコ」を食べるのがいい!
男を強くする食事革命③
【タコを食べて、性のスタミナを保て】
男の精力を維持するために、どうしても補給しておかなければならない物質があります。それがタウリンです。実は、このタウリンは魚介類では生ガキとタコに多く含まれていることがわかっているのですが、まずそのタウリンがなぜ人体にとって大切な成分であるのかを考えてみることにしましょう。
タウリンは、別称アミノエチルスルホン酸と呼ばれていて、含硫アミノ酸のシスチン、システインから合成されます。このタウリンは、動物の体内の重要な臓器に幅広く含まれています。一番多く含まれているのは、肝臓、筋肉であり、そのほか、心臓・腎臓・肺・脳・網膜・卵巣・精子など、今挙げたように生命を維持するためには無くてはならない臓器すべてに、広く分布していることがわかっています。
このタウリンが、実は生ガキに非常に多く含まれているのです。生ガキ以外の魚介類にもタウリンの含有量が多いものがあります。例えば、タコ・ヤリイカ・ホタテ貝・あさりなどにもたっぷりと含まれています。
さて、ここで注目しなければならないのは、なぜ貝類とタコやイカなどに多く含まれているかということです。タコの場合は、体全体にタウリンがちりばめられており、あの変幻自在に動き回るために、そのタウリンが原動力になっていると思われます。
また、貝類の場合は、じっと一カ所に生息し、流れてくるプランクトンなどを捕食しています。その生命力を維持するために、タウリンは非常に大きな力を発揮しているわけです。
人体においても、心臓に非常に多く含まれているということは、休みなく鼓動を打ち続けている心筋を支えるために、このタウリンは無くてはならない存在なのです。また、肺や肝臓、筋肉などにもたっぷりと含まれているのには、それなりの理由があるからです。
つまり、人体が100年近い寿命を全うするために、このタウリンが無くてはならない物質としてはたらいているからなのです。
KEYWORDS:
『男を強くする!食事革命』
志賀 貢 (著)
“80歳超で現役”の著者が、人間の性に関するデータを駆使。
医者が教える中高年の絶倫勝負メシ!
◎男の精力は肝臓に支配されている
◎弱った精力はスルメのコレステロールに頼れ
◎酒は名刀ペニスの錆止めだ
◎卵で睾丸の若さを保て
◎タコを食べて性のスタミナを保て
世の男性諸君よ! 命が尽きるまで色気を失わず
男でいるために食生活に革命を起こせ!
人生百年時代——。高齢になっても性欲や色気を持続させることが大変であることは、男性ならば誰でも、多かれ少なかれ気がついているはず……。実は、何気なく思われる生活習慣の常識にこそ、その悩みを解決する鍵があるのです。我々の先人が研究した人間の性に関するデータを駆使して、80歳を超えてなお現役の著者が、医者として人生をいつまでも楽しむために役立つ方法を探りました。食生活に、今こそ男を強くする革命的な変化を起こそう!